今の仕事への不満があり、自分の将来も不安だと思っているのに『今の環境を変えるのが怖い』『自分は無能だから、どうせ他では通用しない』と考え、転職せずに渋々と不満や不安を抱えながら毎日過ごしていませんか。
本記事では、『自分は無能だから転職できない』と思っている人がどうすればいいのかを解説していきます。
新卒で中小製薬会社に入社
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2年で無能認定され、窓際部署に左遷
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2年間ほぼ社内ニート
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結婚を機に転職を決意
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ゼロから1.5ヶ月で大手メーカーに内定
無能は転職できないのか?そんなことはありません!
結論からいうと、無能でも転職は可能です。
よく考えてみてください。あなたの周りに自分ほどではないけど、仕事できない人っていませんか?そんな感じの人はどこの会社にも存在します。
この手の人が転職をする場合、有能な人材より難しいのは間違いありません。スペックが違いますから。
ただし、スペックの違いを受け入れ、自分は無能だと認識することで転職活動はかなりやりやすくなります。
なぜあなたは無能になったの?
そもそも、あなたはなぜ自分は無能だと思うのでしょうか。周りと比較して仕事ができないから。スキルがないから。いつもミスばかりするから。
私の場合、上司からハッキリと「今の君の能力では任せられる仕事がない」と言われました。自他ともに認める無能です。
スケジュール管理できない。納期遅れる。報連相しない。仕事遅い。などなど。自分でも無能だと思っていましたが、周りにもすぐにバレました。
自分だけが無能と言っている場合はまだ救いようがありますが、周囲に無能のレッテルを貼られるともう絶望的です。私のように左遷→社内ニートが完成します。
社内ニートを脱するには、残念ながら転職しかありません。
無能は会社にしがみつくべきか
『無能だから転職できない』と考える人の多くは、今の会社にしがみつきます。環境を変えるのが怖いからです。
「しがみつくべきか」の問いの答えはケースバイケースです。
- 仕事のやる気はあるけど、空回りして周囲に無能認定されている
- 給料に不満がある
- やりたい仕事、興味のある仕事がある
- 仕事のやる気がゼロ
- 給料に満足している
- 大手企業に勤めている
- 周りに何を思われても動じない強靭なメンタルがある
- 社内ニートに罪悪感を感じない
重要な部分だけ解説します。
仕事へのやる気
仕事に対するやる気がない人は、しがみついたほうがいいかもしれません。なぜなら、転職してもしばらくしたら再びやる気がなくなる可能性があるからです。今の条件に満足しているなら無理に変わる必要はありません。
一方で、やる気はあるけど無能のレッテルを貼られているせいで仕事を任せてもらえない場合は、転職するべきです。本来の力が発揮できないままでは、仕事は辛いし周囲の評価も上がることはありません。
やる気をきちんと文章化できれば面接でも通用します。
給料面
今の給料に満足している場合、しがみつくのもありです。特に大手企業に勤めている場合、転職するとほぼ確実に給料は下がります。
それでもしたいことがある!というならいいでしょうが、ある程度給料をもらっていて下げたくないと考えているなら今の会社に残るのはありです。
逆に給料が低くて不満だという場合は、さっさと転職するのもありです。
転職=条件が下がる、というわけではありません。しっかり吟味すればいい条件の企業に転職することも可能です。
私は、理系院卒5年目でしたが全国平均より100万円以上低い年収でした。昇給もありませんでした。こういった企業は未来が無いので逃げるべきです。
仕事ができないのは本人の能力より環境によるものが大きい
いざ転職活動をしてみたら、『仕事ができない』『自分は無能だ』と悩んでいたはずなのに思った以上の企業から内定が出て、期待以上の転職ができることもあります。
環境に依存しない何でもできる超有能人材もいますが、仕事の進め方や人間関係など周囲の環境によって、仕事ができるかどうか決まることも多いです。
働く場所が変われば、仕事の進め方も人間関係も変わります。もし新天地で力を発揮できれば「環境が合ってなかっただけ」だとわかると思います。
しかし、ただ環境を変えればいいのかといえばそうではないので、転職先はしっかり検討して決めましょう。
自分ひとりでは応募の方法がわからない、どこを応募すればいいかわからない等の悩みがある場合は、転職エージェントを利用しましょう。担当エージェントの当たりハズレもありますが、大手サイトだとしっかりしていることが多いです。
自分は無能だから転職できないと思っている人へ
『自分は無能だから転職できない』『今の会社にしがみつくしかない』と思っている人に伝えたいことは1つです。
今のまま5年後、10年後、20年後の自分を想像してください。
未来のあなたは幸せですか?
好きな人と出会い、結婚し、子どもができる。人生の絶頂期のときに、仕事で悩みたくないです。
私は将来の自分を考えたとき、今のままじゃいけないと思いました。
それまでは、不満はあるけど気にしない毎日でした。
しかし、結婚が決まったことで今のまま現状を維持するほうが将来怖いと思い、行動しました。
結果的に上手くいきましたが、私が急に有能になったわけではありません。
無能でも正しい転職活動をすれば、必ず成功します。
とりあえず転職サービスに登録してみよう
『自分は他では通用しない』なんて考えていると、人生の貴重な時間を失ってしまいます。
本気で転職したいと思うなら、まずは転職サービスに登録してみることをオススメします。
そして転職エージェントに話を聞いてもらいましょう。
『他では通用しない』というのを客観的に転職のプロに相談しましょう。自分の市場価値も確認出来たり、向いてそうな仕事を判断してくれたりもします。
転職サイトは【リクルートエージェント】【doda】がおすすめです。求人数が多く、利用者も多いので、情報収集にはバッチリです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、リクルートが運営する転職エージェントサービスです。業界最大手であり、多くの非公開求人もあります。
年齢の幅も広く、転職を考える場合に必ず登録しておきたい転職サイトです。
doda
dodaは、パーソルキャリアが運営する大手転職サイトです。業種・職種ごとの専任のキャリアアドバイザーがおり、希望にマッチした求人を教えてくれます。業界に精通しているため、詳しい相談もできます。
無能な人が転職エージェントを使うメリット
『自分は無能だから採用されない』『スキルも経験もないからどんな会社がいいかわからない』という根本的な悩みを持っている人ほど、転職エージェントはおすすめです。
転職のプロに相談することで、転職活動が上手くいく確率は非常に高くなります。
ここではメリットを2つ紹介します。
書類の添削をしてもらえる
私がもっともメリットに感じたことです。
履歴書や職務経歴書はもちろん、面接対策の原稿も添削してもらいました。
私の担当は、こんな感じで~と言って文章まで作ってくれました。めちゃくちゃ助かりました。
また、面接対策では過去に多くの応募者がいたら、面接でどんなことを聞かれたのかのデータが蓄積されているので色々教えてくれます。さらに、どんな人材を求めているのかもある程度教えてくれます。
1人では絶対にここまでできないし、膨大な時間がかかります。キャリアアドバイザーがいることで、精度の高い書類を作成することができます。
日程調整をやってくれる
転職活動をして複数社の選考が進んだら、スケジュール管理は非常に大変です。
もし直接企業の採用担当者とやりとりをする場合、定時後の連絡なんてできません。
その点転職エージェントはほとんどいつでも対応してくれます。
毎日仕事をしながらだから、メールの返信ができない、電話に出れないというときに非常に役立ちました。
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